この某大手後発医薬品メーカーのキャッチコピーは、よくCMでも放送されているのでご存じの方も多いと思います。義侠心あふれる桃太郎侍ならいかにも言いそうですね。
一方セブン&アイホールディングスの鈴木CEOは別の観点から興味深い発言をされています。
『私は、「お客様のために」ではなく、「お客様の立場に立って」考えることが重要だと言い続けてきました。この2つは似ているようですが、大きく異なります。一方は、売り手の側で物事を考え、もう一方は、買い手側の発想だからです。』
目まぐるしく変化するコンビニ業界にあって、首位を独走する企業のトップの言葉だけに示唆を与えてくれます。
残念ながら桃太郎侍のような正義感や鈴木CEOのような商売に対する哲学は持ち合わせていませんが、待ち時間の一助になればと思い買ってきた本があります。 以前このブログでも紹介した「シルバー川柳」。 この「シルバー川柳」について最近うれしい出来事がありました。
ある日来局された方からシルバー川柳の本を見せてほしいと言われました。なんでもその方の友人がパーキンソン病にかかって落ち込んでいたので、この薬局で読んだ「シルバー川柳」にならって一緒に川柳を始められたそうです。そうすると次第に友人に元気が戻ってきて、さらに一緒に投稿することにしたので、出版社を教えてほしいと来局されました。
何気なく買った1冊の本が一服の清涼剤だけでなく、人と人を繋ぎ、生きがいをみつけるヒントを与えてくれた。購入者としてはうれしい限りです。
というわけで調子に乗って第2版も買ってしまいました。
読み終えるまで帰れなくなる可能性がありますので、お急ぎの方はご注意ください。
2014.07.31 (木)